カウンセリングが初めての方に向けて大切にしていること
こんにちは
うつ・不安になっても大丈夫
誰もが心丈夫になれる心と身体に優しいカウンセリング
日和風の佐藤海糸です。
今日もお越しくださり、ありがとうございます。
私は、今までに、100回近く、心理カウンセリングや心理セラピーを受けてきました。
受けてきた中で、感じたこと、思うことが色々ありました。
そんな中、今日は、初めてカウンセリングを受けた時のことを書いてみようと思います。
はじめて、カウンセリングを受けたのは、確か20代半ばだったと思います。
20年以上前のことです。
メンタルクリニックで行なっているカウンセリングでした。
はっきりとは覚えていませんが、精神科医の先生がカウンセリングしてくださったのですが、今思うと、カウンセリングというか、お話を聞いてくださった感じでした。
どうして、カウンセリングを受けてみようと決断したのかというと
当時、家族関係に変化があったり、家族の金銭トラブルの対応をしているうちに
元々、自分自身が抱えていた(当時は何かはっきりしていなかった)何かが浮上してきたんです。
ずっと私の中にあったのだけれど、今までは自分の奥底に押し込んで、浮上してこないように抑え込み続けていたんです。
無意識にやっていることなので、当時は全く気がついていませんでしたが、抑え込むという行為は相当なエネルギーを注ぎ続けていることなんです。
ところが、色々と対応しなければならないことが続いて、そこへエネルギーを注ぎ続けていたために、抑え込む方にエネルギーを回せなくなったんですね。
それで、抑え込めなくて、浮上してきたんです。
また、起こった出来事や続く状況によって、自分の奥底にしまっていたものがトリガーとなって、ぶわっと一気に表面化してくることもあるんです。
特に悩みはないと思っていたのに、何かの出来事や状況がきっかけで、気づくということは、よくあることです。
そんなわけで、うっすらと感じてはいたものの、気にしないようにフタをし続けてきた何かが出てきたため、どうしていいかわからず、あれこれ調べて、予約を入れたんです。
どんなことを話したのかは、あまり覚えていないのですが
色々話をしていく中で
「私は、どこかおかしいのではないか?」
というようなことを尋ねたような気がします。
それに対して、先生は
「あなたは病気ではありませんよ。大丈夫ですよ。」
「もう来なくて大丈夫ですよ」
「がんばって!」
と返答されたんです。
そのときの私は、「病気でない、大丈夫よ」と言われても、全くホッとしませんでした。
だって、私の心の中は、全然大丈夫な状態ではなかったから!
今思えば、その当時の私は精神疾患にあたるような状態ではなかったのかもしれません。
だから、大丈夫と言ったのかもしれません。
先生は本当に大丈夫だと思って、言ってくれていたのも伝わりましたし。
でも、私の心の中は全然大丈夫な状態ではなかったので
そんな状態なのに、もう来なくていいと言われて
では、一体どうしたらいいんだろう・・・と戸惑い、途方に暮れていました。
また、先生の言われた言葉は、私の脳内では
「あなたの気のせいですよ」
「気の持ちようですよ」
と変換され
「私(の捉え方)が悪い」
と言われているに感じていました。
勇気を振り絞って予約をして行ったのに、受け止めてくれたようには感じられなくて、悲しかったし
藁をもすがるような思いでカウンセリングを受けたのに、もっと頑張るしかないと言われたようで、絶望的な気持ちになったのを覚えています。
このカウンセリング以降も、全然大丈夫な状態でないまま、どうしたらいいのか他に方法もわからかったので、とにかく気にしないように、心にフタをすることを頑張り続けたのです。
その数年後、うつ病と診断されたのでした。
その当時は、日本には、他に方法がなかったのかもしれません。
あったのかもしれないけれど、当時の私は出会うことができませんでした。
今の私が、当時の私がセッションに来てくれたとしたらするら、一緒にできることがいくつも浮かんできます。
今は、本当にできることがたくさんあります!
だから諦めないでほしいです!
話は逸れましたが
もし、当時の私が、今の私のセッションを受けにきてくれたとしたら、もう来なくていいなんて、言いません。
当時の私の方が、もう来なくても大丈夫になりましたと言ってくるまで、ご一緒したい、そんな気持ちです!
そして
「よく、来てくれましたね。」
「お会いできてうれしいです」
と声をかけて、迎えたいです。
初めて、日和風のセッションに来てくださった方々へもこんな気持ちでおります。
だって、来てくださっただけで、本当にすごいことだと思うから。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
またお会いできたらうれしいです。
では、心と身体を温かくお過ごしください。