マスクが付けられない〜トラウマ・インフォームド・ケア
こんにちは。
いかがお過ごしですか。
マスクを作っている私が言うのもおかしな話かもしれませんが、作りながらも、ずっと気になっていたことなので、少し書いてみようと思います。
実は、マスクをつけることが苦手な方も結構いらっしゃるのでないでしょうか。
少し我慢すれば付けられる方
どうがんばってもムリな方
今までは付けられなかったけど
今はなんとかつけられている方
何の苦もなく、マスクを付けることができる方からすると、なんで付けられないのか全く理解できないかもしれません。
マスクを付けることができない理由がわかっている方もいると思うのですが、
マスクを付けることができない方自身も、どうして自分がマスクを付けることができないのか、理由がわかっていないということも結構多いのではないかと思うのです。
どうしてかというと
マスクを付けることに対して、自分にとっては不都合な意味合いの思いを持っていたり
マスクを付けることは危険だと体が判断しているということがあるかもしれないのです。
これは、無意識のレベルで思っていたり、体が勝手に反応することなので、自分では理由がよくわからないのです。
そして、無意識のレベルで起こっていること、体が勝手に反応していることなので、自分で努力してどうにかなるものでもないのです。
本当はこうしたいのに、できない。
こうした方がいいのに、できない。
そんなときは、心と体に、できなくさせている何かがあるだけなのです。
あなたの努力が足りない、我慢が足りないわけではありません。
あなた自身が悪いわけではありません。
そして、その「何か」を緩めていくこともできますし
その「何か」があっても大丈夫な自分になっていくということもできるのです。
「何か」を見ていくのは、はじめはひとりでは難しいかもしれません。
プロの専門のセラピストさんと一緒に見ていくのが安全かと思います。
今すぐに誰でもできそうなこと
それは、
「何でか理由はわからないけど、今はマスクが付けられないんだね」
今の自分にそっと寄り添って、声をかけてみること。
もし、理由がわかっている方も
「〇〇で〇〇だから、苦しくてマスクが付けられないんだよね」
自分に声をかけてみるということはどうでしょうか。
できそうだったら、気が向いたら、どうぞ。
〜最後にひと言〜
「何でかわからないけど、〇〇ができないのですね」
自分以外の誰かへも、同じような眼差しを向けられることを思い出したのでした。
今日も一緒に、こころとからだをいたわっていきましょう。