思いと距離をとる〜ぐるぐる思考実践編①

こんばんは

最近ぐるぐる思考に遭遇することが多いので
今日もぐるぐる思考について書いてみようと思います。

ぐるぐる思考におちいったとき、抜け出す方法はたくさんあると思うのですが

私が最近していることは

①思いを書き出す
②体に意識を向ける
③降参する

です。

他にもあるかもしれませんが、今思いつくのはこの3つ。
思いついたら、また書きますね。

最近、私自身がぐるぐるしたことがあって①をやってみたので
その様子を少し紹介してみようと思います。

あるセミナーに行こうと思っていたのですが
前日になって行こうかどうしようか迷い出して、モヤモヤしていました。

そこで、そのセミナーに行くことに対して浮かんでくる思いをひたすら書いてみました。
10分くらいの間に、30個以上思いを書いていました。

 私たちは普段意識していなくても
 マッハの速さで思考がどんどん浮かんできます。

そこから、書き出した思いを眺めてみると同じようなことを書いていたり
出てきた思いにツッコミ入れてるとか気がつくことがあります。

 出てきた思いにツッコミ入れたり、ダメ出ししたり
 いろんな思いがどんどん湧いてきて
 訳がわからなくなって、ぐるぐるとなるのも当然なんです。

ざっくりと

「行ったらマズイこと」
「行かないとマズイこと」

があれこれ見えてきました。

そのうち、迷い出すきっかけとなった出来事を思い出し、
そのときに浮かんだ思いを書き出してみました。

 ぐるぐる思考におちいっているといつからはじまったのか
 忘れてしまいます。
 きっかけが思い出せると、ちょっと糸口が見えてきます。

ここからは、迷い出すことになった一番ひっかかっている思いを
みつけるための質問をしていきます。

そうしたら、自分の行くかどうか決めるための基準、指針
大事にしていることなどが見えてきました。

「なーるほど、だから、迷ってたんだ!」

と迷っていたことに腑に落ちて

「そういう風に思っていたら、迷うよな。
はっきり決める決め手がないんだから」

と決められない、迷っていることに許可が出せる感じ。

ここまででもかなりスッキリしているんですけれど
ここからが大事と思っていまして

でてきた思いに対して

「どうして、私はそう思うんだろう・・・」
「その思いは本当?」って自分へ投げかけます。

そもそも、まだ何も起こっていないんです。
まだ起きていないのに、行ったらこうなってこうなって〜と
頭の中で予想した物語を展開させているんです。
行かなかったら、こうなってこうなって〜
いや、こうなるかも!と
いくらでも何通りでも物語を作ることができます。

しかも、頭の中で展開されているその物語は
自分で作り上げている物語なのにすごく真実味があるんです。
本当に起こると信じています。
こうなると身動き取れなくなりますよね。

なので、私は自分に「これって本当?」って投げかけてみます。

そのときに、自分の思い込みだったと気づくときもあります。

でも、このときの私は、自分の頭の中の物語は本当にしか思えなくて
「そんなに恐れがあるなら行かなくてもいっか」と思い、その日は終わりました。

ところが、次の日になったら
だんだん行きたい気持ちが優ってきて
結局セミナーに行ってきました。

思いを書き出して、整理されたり、何に悩んでいたのかハッキリ見えたことで、
すぐにはわからなかったけれど、自分とその思いに距離ができて、
本当はどうしたいか感じる余地、余白ができたのではないかと思っています。

本当は

「行きたい」「行く」

以上

だったんです。

それが、ある出来事がきっかけで、
自分の中にある「何か」が刺激されて
行くことが怖くなってしまったんです。

本当は行きたいのに
その思いも見えなくさせてしまっていたんです。

今回はやっていませんが、自分の中にある「何か」があまりにも強く影響しているときは、
セラピーなどを使いながらその「何か」をみていくこともします。

ただ頭の中で考えているよりも思っていることを書き出すということは
頭の中から思いを取り出す、外へ出すということでもあります。
それだけでもデトックスできるかもしれません。

そして、書き出して眺めてみてください。
自分自身と思いに距離ができます。
距離を取ると、何か気がつくことがあるかもしれません。

はじめはよくわからなかったり、全然書けないかもしれません。
少しずつでも、気が向いたときにでもどうぞ。

書いていてもぐるぐるがとまらないこともあります。
そんなときは②をします。
これは、また改めて書こうと思います。

新型コロナウイルスの影響で
いろいろ気に病むこと、緊張することが多いかと思います。
ご自分のこころとからだをいたわっていきましょう。

ではまた