リソースとは?〜生きづらさに囚われなくなるためのお守り

 

こんにちは

女性のためのオンラインカウンセリング日和風
佐藤海糸です。

 

生きづらさから抜け出して、その先に行くためには

 

「わたし」それぞれのリソースの存在に気づいていくことが、とっても大切になります。

 

心理カウンセリングや心理療法というと、辛かった体験や嫌だったこと、不快に感じたことに焦点を当てて、お話を聞いたり、セラピーをおこなったりするイメージがあるかと思います。

 

もちろん、そういったことも大切なのですが

それよりも、何よりも、大切なものは、リソースです。

 

1年前より担当させていただいている講座の第3期が、4月よりスタートしまして

講座の中でも、リソースの存在に気づいていくことを一緒にすすめていくのですが

改めて、リソースの大切さ、素晴らしさを痛感しています.

 

めちゃくちゃ大事に思っているリソースなのに、リソースとは?の記事を書いていなかったことに気づくという・・・

今更感もありますが、少し、ご紹介させてください。

 

1.そもそも、リソースってなに?

 

リソースとは、resource

直訳すると、「資源」です。

 

ビジネスシーンでは、経営や事業、業務において必要な資源全般を指すことが多く

物だけでなく、人材、資金、他にも時間、情報なども含まれるようです。

 

お仕事で、リソースという言葉を使われている方にとっては、違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

他に、いい言葉があったらなと常々考えているのですが、未だ見つからないので、リソースで説明させてください。

 

わたしたちにとってのリソースとは

 

「自分にとって、心地よいと感じる事やモノ(物・者)のこと」

 

です。

 

ホッとしたり、穏やかな気持ちになったり

笑顔をくれたり、元気をもらえたりする事・モノです。

 

と、よく言われています。

 

以前の記事で、私も言っています。

 

心地よさを蓄えて、強くなる

 

これも、とっても大切なものなのですが

わたしたちにとってのリソースはこれだけでは収まりきれません。

 

わたしたちにとってのリソースとは

 

「生まれて(胎児)から、今この瞬間まで、生き抜くために助けになってきたもの、すべて」

 

です。

 

なにか助けになったり、支えになってきたものがあったから、今、こうして、ここにいることができています。

 

2.なぜ、リソースに気づいていくことが大切なのか

 

わたしたち、ヒトは、生き延びるために不快な方に意識が向くようにできています。

 

わたしたちが生き延びるためには

わたしにとって心とからだに悪影響を及ぼすものなのかどうか見極めたり

悪影響を及ぼす可能性あると認識した場合は、全力で影響をうけないようにしないといけません。

 

これは、誰にでも備わっているヒトのからだの機能です。

自分の意思でどうにかするというレベルではなく、無意識レベルで自律神経系や脳などが働いてくれているのです。

 

警戒したり、敏感になったり、怖れたり、心配になったり、不安になったり、焦ったり

不快な感じを感じるのは、普通のことなのです。

 

一方、わたしたちは、普段、リソースについて、流しがちだったり、ちょっとしか意識を向けていないか、あるいは、ほとんど目を向けていないのです。

 

不快なものが強ければ強いほど、その感じに飲み込まれ、リソースがあるように感じられなくなってしまいます。

 

また、リソースを壊された、奪われたような体験があると、リソースがあるなんて、とても思えないかもしれません。

 

リソースを感じることはいけないこと、よくないことを思うようになっている場合にも、リソースがあると思うこと自体が難しく感じられるかもしれません。

 

はじめは、大変に感じるかもしれないのですが

それでも、意識して、リソースへ目を向けていくことを続けていくと

すでに存在しているにもかかわらず、リソースだと気づいていなかったことや

いつからでも、増やしていくことができるリソースがたくさんあることに気づいていくかもしれません。

 

そんなことに気づき続けていると

わたしたちのなかに大丈夫な感じがふくらんでいきます。

 

大丈夫な感じを大きくしていくことに、リソースは欠かせないのです。

 

3.わたしには、何もない・・・?

 

「リソースとは、生まれて(胎児)から、今この瞬間まで、生き抜くために、助けになってきたもの、すべてなんですよ」

 

このようにご説明すると

 

「わたしには、何もないです」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

わたしも、そうでした。

 

今につながる、初回セッションを受けたとき、今の自分の、陰と陽のバランスを聞かれたんです。

そのとき、私は「100%陰です」と答えたんです。

 

「わたしには、何もない。本当に何もない。」と信じていました。

 

100%だと、生きていないかもと言われ、

もう一度、自分に聴いてみたら、「99%陰です」と答えていました。

 

今思い返すと

 

トラウマの影響を受けているわたし 99%

リソースを感じているわたし 1%

 

ということでしょうか?

 

トラウマの影響力って本当に強いので

トラウマの影響力が強すぎて、当時は、自分にリソースがあることに全く気づくことができていなかったんです。

 

真っ暗闇の中にいるようでした。

 

陽1%はなんだったのかというと、真っ暗闇の中、遥か彼方、遠くにうっすら見えている一点の光でした。

希望があると信じたいという思いが、一点の光を見せてくれていたのかもしれません。

 

今思うと、なかなかひどい状態ですよね 笑

 

でも、リソースに意識を向けていくことを続けていくことで

リソースが、日々、生きていく助けになり、

自分の生きづらさのテーマと向き合うときにも、大きな大きな助けとなっています。

 

4.リソースに気づいていくには?

 

日々の生活の中で

自分にとって、心地よいと感じること・ものって、なんだろう?と意識を向けてみることです。

 

「なんかいいな」とか

「なんかいい感じ」とか

「なんかいい気分~」と感じられること・もの

 

あるいは

 

ホッとするとか、穏やかな気持ちになる

清々しい気分、スッキリした気分になる

笑顔をくれたり、元気をもらえる

ほっこりするとか、温かい気持ちになる

 

そんなこと・ものってなんだろう?と意識を向けてみることです。

 

 

心地いい感じのことやものがわからない、そんなものはないと感じている場合は、

 

これって、わたしにとって

  • 心地いい?
  • 心地悪い?
  • どちらでもない?

 

と自分に投げかけてみてください。

 

自分にとって、心地よいこと・もの、リソースを探索していきましょう。

 

参考までに

リソースを蓄える〜心地よさにとどまってみる

 

そして

 

今まで生きてきたなかで

あなたの助けになったこと・ものはありますか?

生きる支えになっていたこと・ものはありませんか?

がんばってきたこと・ものはありますか?

勇気や力を与えてくれたものは、どんなものですか?

大変な時、どうやって乗り越えてきたんですか?

 

生まれて(胎児)から、今この瞬間まで、生き抜くために、助けになってきたものに、気づけるようになると、最強です。

 

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

 

あなたにとって、心地よい時間が増えていきますように