せっかく習慣にするなら
先日、セラピーやコーチングを学んでいる友人と各々習慣化したいことについて、あれこれ話をしていました。
せっかく習慣化するなら、オススメしたいことを今日は書いてみようと思います。
人間の意識について(唐突、笑)よく氷山を例えとして表されています。
海より上から出ている部分がふだん認識することができる意識(顕在意識、表面意識)で、海に沈んでいる部分が、ふだん認識することができない意識(潜在意識、無意識)と表現されています。
割合は認識することができる意識が3〜10%、認識することができない意識が90〜97%と言われています。
割合から見ても自分で認識することができない意識が圧倒的に私たちの日々の生活に影響しているということです。
すごくざっくりした説明になりますが
「明日からダイエットしよう!間食はしないようにしよう!」と決めて、行動しようとします。
でも、「続けられない」「つい、つまんでしまう」とか食べないって決めると余計食べたくなったり。あるあるですよね。
そこで、「なんで決めたことができないんだ」と自分を責めたり、「自分が意思が弱い」と落ち込んだりなんてこともあるあるですよね。
でも、自分がダメだからではありません。
顕在意識では「体重が増えてきたし、間食はやめよう」と決めても
潜在意識ではその人なりの何かしらの理由があって、食べる方がいいとなっているんです。
そうは思えないかもしれないけれど。
やりたいことがやれないとか、逆にやめたいのにやめられないというのは、顕在意識で思っていることと潜在意識にあるものとがマッチしていないから動けなくなります。
潜在意識の影響力はなかなかなものです。
潜在意識にあるものに気づくことができればできるほど、顕在意識と潜在意識の不一致も減っていき、やりたいことを行動に移しやすくなってきます。
しかし、そもそも、認識できている顕在意識についてもわかっているようで、実はわかっていないこともよくあります。
先ほどの、「間食はやめよう!」という思い、これって、本当にやりたいことなんでしょうか。本当はしたいわけじゃなくて、やめた方が体にいいから、やめるべきだからやらなくちゃと思っていて、「やるべき」が「やりたい」だと思い込んでいることもあります。
ここで強調したいのは、どっちの思いがいい悪いということではありません。
認識できていると言われている顕在意識も実は結構ざっくりとしか認識していないことが多いということです。
そこでオススメしたいのが
今、自分が何を考えていて、どんな気持ちで、体はどんな感じなのか、と自分の思考、感情、体の感覚、自分の状態をちょっとでいいので意識してみる時間を取るという習慣です。
まずは、どんな思いを持っているのか、自分の思考について意識を向ける時間を取ってみませんか。
いろんなやり方があるとは思うのですがまずは、紙に思っていることを書き出してみてはどうでしょうか。
時間を決めて、そのとき浮かんできた思考をひたすら書くというのでもいいですし、何か気になることがあったら、そのことについて浮かんでくる思考を書いてみるということでもいいと思います。
はじめはよくわからないかもしれませんが、自分の思考や感情、体の感覚・状態に、自分で気づくことができるようになってくると、それだけで、スッキリすることって結構たくさんあります。気づくという行為そのものが、自分で自分をケアすることにつながるんです。
そして、潜在意識にあるものへも気づきやすくなってきます。
地味な作業だし、劇的な変化はないかもしれませんが、気がつかないくらいの小さな変化は、遠回りなようで、確実に自分に積み重なっていき、揺るぎないものとなっていくはずです。