自分を知ることそのものがセルフケアになる

やっと捨てたものは

コロナ禍で、家にいる時間が長くなり、
家の片付け、整理などされている方も多いと聞いて久しいのですが
私もかなり遅ればせながら、今、やっています。

もったいないという思いが強いので、
まだまだ使えるものなどは特に捨てられないのですが

私が一番手こずるのは、書類、紙類です。

これらは、もったいないからではなくて、
自分のことを記憶を留めていくのが苦手という思いがあって
しかも、それはよくないことという思いから

私の記憶力のなさを助けてくれる書類、ノートなど、とっておきがちなのです。
特に研修やセミナーで学んだ際の資料やノートなど、どんどん溜まりがち。

資料やノートはまだ、手を付けられていないのですが
先日、自己ワークの時に書き記したメモ紙や、
個人セッションを受けたときに書いたシート類を処分しました。

 

自己ワークというのは

自己ワークのメモ紙というのは
癒しのプログラムOAD(オープン・アウェアネス・ダイアローグ)を
自分自身で行うために出てきた思いや感情、問いかけた質問など書いたメモ紙です。

私は、1年間、ハートレジリエンス協会主催のOAD心理セラピスト養成講座を受講しました。
講座が終了した今も、学び続けているのですが

その講座でのモットーが

「自分を癒せて、初めて、人を癒やせる」

でした。

そのために、人に行う前に、まず自分ということで、
自己ワークや、自分自身がOAD心理セラピストさんのセッションを受けることを
実践してきました。

自己ワークを始めたのは、2017年夏頃からで
残っているメモ紙が160回分。課題提出用に作成したものが15回分
うそ、14回分、残り1回分がまだです。終わるかな・・・

あと、謎のメモ紙が多数・・・

OAD心理セラピストさんの個人セッションでは
セッション前に提出する振り返りシートや
セッション前日までに提出するフィードバックシートなるものも記入してました。

個人セッションも50回以上受けているので、そのシート類もそれなりにありました。

せっかくなので、回数を数えてみたんですよね・・・
こんなことやっているから、なかなか片付かないんですよね。

 

どんなことをワークしたのかというと

どんなことをテーマにしていたのかというと

母、父、兄弟とのやりとり
パートナーシップ
職場での人間関係や仕事のこと
体調・病気のこと
セルフイメージ
将来の不安
やめたいけど、やめられないこと
やりたいのに、できないこと

はっきりとしたテーマはわからないんだけど
なんとなくモヤモヤしている
なんとなく落ち着かない
なんとなくイヤな気分

などなど・・・

「こんなことで悩んでたの?」と
今となっては全く気にしなくなっているテーマもあったり

「これ、この時から悩んでるんだわ」と
同じようなテーマを繰り返しているものもあったり

色々です。

自己ワークはもっとやっているような感覚があったので、数えてみたら思ったよりも少ないような気もします。

さらっと(じっくり読んでたら、本当に片付かないと途中で気がつき、やめました)読み返してみると
それなりに、自分の内側と対話してきたんだなとしみじみしちゃいました。

 

自己ワークを続ける理由

元々は人を癒せるようになるために、まずは自分の癒しからと思い、始めました。
そして、課題として自己ワークの内容を提出するということも原動力になっていたと思います。

途中、全然うまくできなくて、イヤになって離れたり。
今でも、やる時と、離れる時と波があります。
でも、離れても、気がつくと、またやりたくなるんですよね。

なぜかというと、単純に面白いからです。

自分が何が一番イヤなのか、何に反応しているのか見えた時

「そ、そこ?!」と

意外すぎて、驚愕したり

本当はこう思ってた、こう感じてた、こうしたかったみたいなものに出会えると

自分の内側で、まるでジグソーパズルの最後のピースがカチッとはまったような感覚が起こるんです。

そうすると、また次の展開が起こってきたり、来なかったり。

自分のことなのに、毎回、発見があって、本当に面白いです。

ひとりで過ごす時間ができると、ウキウキしながら、紙と鉛筆を用意して自己ワークをはじめます。
今日はどんなものに出会えるのかなとワクワクしながら、はじめるのです。

と楽しそうですが
テーマはこんなイヤなことがあったとか、イライラしたことがあったとか
やさぐれたことなんですけどね。

 

自分を探求することが癒しへつながる

昨年から、1年間のトラウマセラピーの総合トレーニングを受講しています。
そこでも、セラピストのありようが大事とのことで
自己探求を実践しています。

身体の動き、身体の感覚、自律神経系の動きへ意識を向けてみたり
ソマティックなワークをさまざま取り組んでいます。

身体も本当に、面白いです。

思考と同様、自分の身体なのに、意識してみるようになると
全然わかってないことに気がつきます。

何事も、まず知ることが大事ですよね。

今どうなっているのか知ることで、
そのものに対して理解が深まり、
理解が深まると見る目が変わったり
見る目が変わると、行動が変わる

自分自身に対しても、同じです。

自分自身とは、

あたま(考え、思考)
こころ(気持ち、感情、感覚)
からだ(状態、感覚)

です。

自分自身に目を向けてみることで
どうなっているのかを知れると自分への理解が深まります。

そうすると
自分自身への眼差しが変わってきたり
自分に対してどうしたいかが見えてきたり
実際に行動に移すことができたり
自然と動き出します。

自己ワークを続けていくなかで、そんな風に実感しています。