肩こりを楽にする方法は○○に聴いてみるのもいいかもしれません
こんにちは。
女性のためのオンラインカウンセリング日和風
佐藤海糸です。
1.指圧マッサージが苦痛でした
美容室などに行くと、肩や背中、頭などマッサージしてくれますよね
その度に、私は美容師さんに、「肩、凝ってますねえ」と言われます
遡れば、小学生時代、登下校にランドセルを背負っているのが、痛くて痛くて、すごく嫌でした
子どもの頃は、痛いという感覚はあったけれど、凝りという感覚はよくわかっていなかったのだと今、思います
社会人になると、頻繁に美容室にも行くようになり
そうすると、毎回、肩すっごい凝ってますよと言われてました
同僚や先輩にそのことを話すと、気持ちがいいし、楽になるよとマッサージにちょいちょい連れて行ってくれました
私は、施術中も全く気持ちいいと思えたことがなく、むしろ、苦痛
さらに翌日はもみ返しというのでしょうか、余計痛くなるのです
続けたらいいのではと言われて、しばらく通ってみたこともあるのですが
施術中の苦痛もその後のもみ返しも変わりません
連れて行ってくれている人たちは、気持ちがいい、楽になるよと話しているので
私だけ、こんなにも苦痛なのは、おかしいのではないかと思っていたものです
肩こりがしんどくなると、また違うところに行ってみたりしてみましたが、反応は基本変わらず
いつの頃か、こんな痛い思いするなら、肩こりがあっていいと思うようになり、以降マッサージに行かなくなりました
それから、トラウマや自律神経系のしくみなど学んでいくうちに、当時の私の身体の反応の意味が、理解できてきたのです
2.当時の私の様子を今振り返ると
当時、マッサージに行っていた自分のことを、今思い出してみると
始まるから、なんとなく緊張しています。
感情は、楽しみというよりも不安な感じ
施術が始まると、ものすごく身体を固めていました
押されたら、同等の力でぐいっと跳ね返すぐらい身体を硬くしていました
押されることが、怖かったんですね
当時は、そんな風に身体や心が感じていたことに、気がついていなかったんです
というか、なんとなくは感じていたけれど、自分の身体や心の声を無視してたんですね
みんなが気持ちがいい、楽になると言っていたから、そうなのかなと思い込んで、がんばって受けていたんですね
がんばる方向間違えてたんです
そんな状態なので
施術されている方からは「全然、指が入りません・・・」と言われ、さらに強く押される
そうすると、身体もさらに硬直させて、さらに跳ね返そうとする
押し相撲?
力比べ?
我慢大会?
何大会とかどうでもいいですが、とにかく何かと戦っているような感じ
当時の光景を思い出すと、可笑しくなりますが
本来、マッサージに求めている、気持ちよさだったり、肩こりが楽になるということとは程遠い、むしろ真逆
それに気づくまでに、ずいぶんかかってしまいました
3.身体を固めて、がんばっている
肩も凝っていなくて、身体も柔らかい方が、身体も楽なはずなのに
でも、身体は固めている
どうして、身体は、肩は固めているんでしょう
肩に聞いてみたことはありますか?
わからない時は、直接本人に聞いてみるのが一番です
「ずっと固めてがんばってきた」
「そうしなかったら、やってこれなかった」
「他に頼れるものがなくて、ひとりがんばってきた」
「本当は怖くて、心細くて、ぎゅっと固縮こまって、耐えてきた」
とかとか
人それぞれ、肩それぞれ、言い分が違います
どんな言い分かは、それぞれに聞いてみないとわかりません
どんな肩も筋肉を固めているのには、何か意味があって、やってくれています
そんな言い分も聞かずに、いきなり身体を緩めようとしたら、どうでしょう
肩の今までのがんばりを全否定された感じ
私の肩で言うと
マッサージで、指で押されるたびに「やめろっ」と跳ね返す
「緩められてたまるもんかっ」とさらに身体を固めていく
というわけです
職場で、お客様のため、同僚のため、会社のためと、がんばってきたのに、事前に何の話もないまま、突然、お役御免、解雇と言われてようなもんです
肩さん、ごめんよ
4.自分の肩に聞いてみる
肩さんががんばっているのはわかったけれど、でもやっぱり肩が凝るのはつらい
何とかしたいですよね
では、どうしたらいいのでしょうか
ひとつは、肩さんの言い分をじっくり聞くことができたなら、それだけで、楽になったということもあります
もうひとつは、今の肩さんがこれなら、試してもいいよというものがあれば、それを試してみたらいいのではないでしょうか
人によっては、指圧マッサージがいいかもしれません
他にも、タイ古式マッサージ、アロマトリートメント、整体、鍼灸、気功、ヒーリング、ヨガ、ストレッチなどなど、思いつくまま書いてみましたが、他にもさまざまなものが巷にはありますよね
肩さんと相談して、これならよさそう!ピンと来るものがあったら、試してみてはいかがでしょうか
どこかのお店に行かなくても、自分でできることもたくさんあります
例えば
30秒くらいかけて、ゆっくり、肩を上げ下げしてみる
肩に手を置く 何も意図せず、ただじーっと触れる
ホットピローやおしぼりなどで温める
かなりマイルドなアプローチですが
私のように、マッサージなどの刺激が強いと感じる肩にはおすすめです
さらに、肩に直接アプローチしなくても、楽になることもあります
例えば
好きな音楽を聴く、歌の曲なら一緒に歌う 身体を動かしてみる
アロマなど好きな香りを焚いてみる
心地よかった場所、音、色、出来事などをイメージしてみて、そのイメージに浸ってみる
シャバーサナのように、大の字で横になって、少しずつ力を抜いてみる
「あー疲れた」と言いながら、タッピングする
これだけでも、すこーし肩が緩む感じがあるかもしれません
それから、自分を取り囲んでいる環境を整えるということも大事ですよね
例えば
パソコンや何かの作業で、肩が凝ってしまうなら
テーブルや椅子の高さを調整することで楽になるかもしれません
集中しすぎてしまうのなら、25分間集中・5分休憩するポモドーロ・テクニックなど活用して時間を決めてやる
寒いと、肩が縮こまってしまいます。部屋を暖かくする、暖かい服を着るだけでも違ったりします
ポイントは
身体にいいからと巷で流行っているから
ではなくて
今の自分の身体がやってみたいと思うもの、よさそうと思うもの
を選んで試してみることではないでしょうか
5.楽な感じを貯金する
対処法をいくつかご紹介させていただきました
目新しいものはないかもしれません
ここで、もう一つ、ポイントをお伝えします
何か試してみるとき
試す前と試してみている間、試してみた後、その時身体の様子に注意を向けてみていただきたいのです
例えば、注意を振り向けていたら
やっていたら、一呼吸入れていた
やったら、肩が少し下がった感じ
肩をもう少し動かしたくなって、肩を回してみた
音楽なっただけで肩が楽になってるー
とかとか
身体の変化に注意を向けてみていただきたいのです
変化がないということもあります
それは、それで、それに気がついていれば大丈夫です
もし楽になった感じがあったら、それにも注意を振り向けてみてください
そして、ちょっとその感じにとどまってみてください
終わったら、また肩が緊張したり、凝ってきたりする
一時的なものじゃないかと思われるかもしれません
実際そうかもしれません
でも何もせずいるよりは一瞬でも楽になれる時間があるのは大きな違いです
海で遠泳をしているとき
休憩なしで泳ぎ続けたら、足がつったり、疲れてしまって、リアイヤしてしまうかもしれません
でも、時々浮き輪があったら、一休みして、また泳ぎにいけます
ちょっとしたセルフケアは、浮き輪タイムです
また
楽になったのは一瞬かもしれませんが、その一瞬でもとどまる間に
チャリンと自分の中にいい感じが貯金されます
五円玉貯金のように
五円玉?と笑われそうですが
すぐに貯まった感じは得られないけれど
だんだん貯まっていくと、やがて、自分自身の大きな力になります
どうせがんばるなら、楽しみながら、楽な感じの貯金を続けてみませんか
最後まで読んでくださってありがとうございます。