うつや不安などメンタル不調を経験した人だけのご褒美とは
こんにちは
心に優しい身体カウンセリング
日和風の佐藤海糸です。
今日もお越しくださり、ありがとうございます。
突然ですが
私は、子どもの頃から、ごはんが好きです。
たまにパンも食べたくなりますが、基本はごはん。
主食は、基本ごはん、間に麺類、たまにパンです。
週末、久しぶりにパンをいただきました。
なぜかというと
リンゴを煮たからです。
買ってあったリンゴを放置していたら、しぼんできてしまい、生で食べるのは難しそうなので、細かく刻んで煮たのです。
砂糖も水も入れません。刻んだリンゴのみです。
今回、買ったリンゴはイマイチ甘味がなかったのですが、煮ていると甘い香りがしてきます。
そうすると、このリンゴを美味しく食べたい!
どうやって食べようか、真剣に考えます。
ヨーグルトに入れるのもいいけれど、今はヨーグルトは食べていないので、なし。
ここは、ジャム的にパンにつけるのがいいかも。
パンは何がいいかな・・・とまた真剣に考えます。
ハード系のパンがいい!
ということで、フランスパンを購入して、バターを塗って、その上にリンゴを乗せていただいたのでした。
いやー、美味しかったです。
今までだったら、あー美味しかったで終わるのですが、今は、食べている時の身体の感覚に意識が勝手に向いてしまいます。
胸がワクワク、躍っている感じ
胸からお腹の辺りが、安心感、幸福感
そんな幸せな感覚も味わいながら、そして、こんな風に感じられることにも喜びを感じながら、いただいたのでした。
こんな風に、日々の生活の中で小さな幸せを感じることに喜びを感じられるというのは、うつや不安感など、精神的不調を体験した方こそ、感じられる感覚ではないかと思うのです。
なぜなら
うつでどん底だったり、不安感でいっぱいでパニック状態のとき、とても、こんな風に、幸せを感じられる状態ではないですよね。
幸せを全く感じられないと思っていた時期があるからこそ、感じられることに喜びを感じることができるのです。
そうは言われても、うつ真っ只中の方や不安感でいっぱいの方にとっては、理解しかねると思われるかもしれません。
私もそうでした。
うつでどん底の時は、先の見えない真っ暗闇な中にいるようで、そして、この状態が一生続くのではないかと思っていました。
仕事に復帰してからは、真っ暗闇から抜け出したものの、世界が灰色がかって見えていました。
ある朝、仕事に向かうため、最寄り駅まで歩いていたところ
世界はなんと美しいのか
そんな美しい世界の中に自分も生きているー
という思いと共に
それまで灰色がかっていた見えていた世界が、パーっと色鮮やかに輝き出したんです。
こんな感動的な体験ができるのは、真っ暗闇や灰色の世界を経験していたからなんですね。
真っ暗闇や灰色の世界を体験しているから、本当の世界の美しさを知ることができたのです。
真っ暗闇や灰色の世界を知らない人には、本当の世界がこんなに美しいものだということをこんなにも感動して体験することは難しいかもしれません。
今は、両方の世界を体験できるのも悪くないなと思っています。
こんな風に感じることに喜びを感じられるということって、うつ、不安などの精神的不調を経験したからこそ感じられるご褒美なんだと思うのです。
まだ、このご褒美を感じられていない方がいらっしゃるなら、どうか諦めずに、過ごしていただきたいです。
では
ご褒美を感じ取るにはどうしたらいいのでしょうか?
それは
感情や感覚を感じても大丈夫な心と身体になって
身体の感覚や感情、思考に意識を向けていく
ことです。
これができるようになってくると、ご褒美を感じ取れるようになり
日々の暮らしの中で、小さな幸せを見つける名人にもなれますよ。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
またお会いできたらうれしいです。
では、心と身体を温かくしてお過ごしください。