話をしなくても、セッションができるんです。
こんにちは
うつになっても大丈夫
誰もが心丈夫になれる
心と身体に優しいカウンセリング
日和風の佐藤海糸です。
今日は、東京は真冬の寒さです。
三寒四温といいますが、寒すぎです。
週末は、トラウマセラピーの総合トレーニングに参加していました。
かれこれ、3年目に突入しています。
ここでの学びが、日和風でのセッションの土台となっています。
ここでの学びを通して、私自身も日々変化してきているのを感じています。
コロナ禍となってからは、全てオンラインでの開催となっています。
初めは、オンラインでカウンセリングやセラピーを提供したり、受けることに対して、抵抗があったのですが、やってみると、直接対面で行うのと、ほぼ同じようにできることがわかりました。
コロナ禍とならなかったら、わからなかったことですね。
出不精の私としては、自宅にいながら、ネコを膝の上に乗せながらセミナーに参加できたり、セッションを受けたりできるというのは、なかなか最高です。
総合トレーニングは、基本実践会なので、二人一組、ペアになって、セラピスト役、クライアント役になってセラピーの練習をします。
セラピスト役、クライアント役といっても、役を演じるわけではなく、クライアント役となった側は、実際に悩んでいることだったり、今の状態を見ていくことになるので、練習ではあるのですが、セッションを受けているのと同じ体験ができます。
セラピーのノウハウを学ぶだけでなく、参加しているみんなで癒す場でもあるのです。
先週末は、ペアになって自律神経系を調整するワークを行いました。
はじめは、私がクライアント役です。
『人から言われたことに対して、何も返すことができずに固まってしまった』
をテーマに、見ていくことにしました。
このワークは、その時どういう状況だったのか、その時どう思ったのかなど話はしません。
ただ、その時、身体はどんな感覚を感じていたのか、身体の感覚から自律神経系の動きをただ見ていくということをします。
そして、身体がしたかった動きをやってみるというようなこともしていきます。
そんなことをしていくうちに、両掌が温かくなってきたところで、終わりとなりました。
両掌が温かくなってきたというのは、自律神経系が落ち着いてきた、穏やかになってきたサインです。
次に、役を交代して、今度はセラピスト役をやらせていただいたとき、お相手の方の両掌も温かくなってきたんですね。
そのとき、私の掌も一緒に温かくなってきたのです。
オンラインで、パソコンの画面越しなのに、不思議ですよね。
画面越しでも繋がっているんですよね。
そして、お互いがお互いに作用し合っているんですね。
セッションは協働作業というけれど、本当にそうだなあと体感したのです。
普段、自分で自分に対してセラピー(セルフセラピー)をしたり、自分で自分をケアするためのワーク(セルフワーク)を行っていて、これだけでもう十分じゃないかと思っていたのですが、違いました。
ひとりでやるのもいいけれど、誰かに見守られながら見ていくのっていい!と改めて感じました。
誰かと一緒に見ていくことのよさを知ってしまいました。笑
今までも、クライアントとして、かなりの回数のセッションを受けてきたのですが、こんな風に感じたことはなかったんです。
これは、セラピストさんが腕が悪いとか、そういうことでもないんです。
セラピストさんは働きかけてくれていたし、それに対して私へ作用していたと思うのですが、ここまで感じ取れる力が私に備わっていなかっただけなんですね。
では、私が悪いのかというと、そういうわけでもないんです。
癒しプロセス、過程を経ているだけなんですよね。
セッションを受けはじめは
「何をやっているのかよくわからない」
「よくなっている変化を感じられない」
と感じることもよくあることなのですが
自分で認識することが難しいだけで、実は少しずつ、変化しているんですね。
で、ある時、グンと変化を感じる、そんな体験をされることもあります。
また、ていねいに振り返ってみると、結構変わっていたことを認識することもあります。
人には、恒常性(ホメオスタシス)という機能があります。
昨日の状態に戻ろうとするんですね。
だから、一気に変えない方がいいんです。
変えようとすると、身体が全力で拒否します。
気がつかないくらい変化の方が、結局のところ、確実で、近道なんです。
私自身もちょっとずつ変わってきた感じです。
かなりいい感じになってきたと思っていましたが、まだまだ先がありそうです。
一体どこまでいくんでしょう。楽しみです。
最後に
私が学び続けているトラウマセラピーの総合トレーニングの5期の募集が始まっています。
支援者向けのトレーニングとなっています。
年に1回しか募集していないので、もし、ご興味ある方がいらしたら、覗いてみてください。
それでは、またお会いできたらうれしいです。
では、心と身体を暖かくお過ごしください。