自分を大切に、そして自分自身を取り戻す〜マインドフルネスの実践

 

こんにちは

女性のためのオンラインカウンセリング日和風
佐藤海糸です。

 

朝晩は涼しくなってきましたね。

過ごしやすくなったせいか、よく眠れるようになりましたが、寝ても寝ても、まだ眠い。
いくらでも眠れる感じです。

 

みなさまはいかがお過ごしでしょうか

 

1.マインドフルネスとは

 

「マインドフルネス」と聞くと、「瞑想」や「座禅」など、特別な時間や場所を用意しなければならないものと思う方も多いかもしれません。

本当は、もっとずっと身近で、普段の生活の中で、すぐに実践できる、とてもやさしいセルフケア法です。

 

今日は、身近にできるマインドフルネスについてご紹介しようと思います。

 

私自身、うつやパニックを経験し、回復の途中に「元気になったはずなのに、どうしてこんなに生きづらいんだろう」と感じていた時期がありました。

頭では大丈夫だとわかっていても、心の奥には不安や焦り、説明できない何かが残っていました。

そんなとき、私が生きづらさから抜け出すきっかけの一つが「今この瞬間に意識を向ける」マインドフルネスの実践でした。

そのことについての記事は

うつのスパイラルから抜け出すには?

 

2.マインドフルネス実践のヒント

 

たとえば、朝の一杯のコーヒー。

コーヒーでも飲んで、ゆっくりしようと思っていたのに、飲みながら、今日のこれからのこと、将来のことをあれこれ考えて、不安になったりしていませんか。

今日1日の段取りを考える、それはそれで、大事な時間かもしれませんが

 

数秒、あれこれ考えたり不安になる代わりに、コーヒーを飲むことに集中してみるんです。

コーヒーの香りや、口に含んだときの温度や味わいなどに意識を向けてみます。

 

それだけでも「今この瞬間」に心をとどめるマインドフルネスの実践になります。

 

コーヒーに意識を向けている間は、あれこれの考えが中断します。

ほんの一瞬ですが、頭や心の休憩になります。

 

マインドフルネスの実践を続けることは、自分を大切にすることにもつながっていきます。

 

3.家事の合間にも

 

家事をしているときって、「早く片付けなきゃ」と焦っていたり、次にやることを考えていたり、ふっと過去の失敗を思い出したり・・・

家事をするときにも、数秒、家事に集中してみます。

 

食器を洗うときには、水の温度やお皿の感触を味わってみたり

洗濯物を干すとき・取り込むときに風や布の感触を感じてみたり

 

ほんの数秒でも「今この瞬間」に“気づく”ことができれば、それがマインドフルネスです。

 

今は、食器洗いも洗濯もそうじも、全自動の方もいらっしゃるかもしれませんね

 

そんな方には、下記はいかがでしょうか

慣れた道を歩くとき〜歩く瞑想・マインドフルネスのすすめ

 

4.自分自分を取り戻す

 

マインドフルネスは、未来の心配や過去の後悔にとらわれがちな心を、そっと「今ここ」に戻してくれる力を持っています。

 

マインドフルネスは、特別な道具も時間も必要ありません。

ほんの数秒、今この瞬間に意識を向ける。それだけです。

 

はじめは、やってみてもよくわからないかもしれません。

でも、少しずつ、続けていくと、頭がスッキリしたり、からだがふっとゆるんだり、力が湧いてきたり・・・ちょっとした自分の変化に気づくかもしれません。

そんな小さな気づきを少しずつ積み重ねていくことが、自分を大切にすることにつながっていきます。

 

さらに、うつやパニックを経験された方や生きづらさを抱えている方にとっては

自分の今の感覚を取り戻すことは、自分自身を取り戻すことにもつながっています。

 

大げさに言っていると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本当です。

 

うつやパニックを経験したあと、心の回復は「症状が軽くなること」だけでは終わりません。日々の中で自分らしさを少しずつ取り戻していくことが、ほんとうの意味での回復につながるのだと思います。

 

どうか、あなたのペースで、小さな気づきが、あなたをやさしく支えてくれますように。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。