うつのスパイラルから抜け出すには?
こんにちは。
もう二度とうつにはなりたくない方をサポートしている
カウンセリング・セラピー・セルフケアの日和風
身体心理セラピストの佐藤海糸です。
今朝は、起きた瞬間から頭痛発生。
東京は天気が下り坂のようなので気圧の影響かもしれません。
頭痛になると、思い出す体験があります。
その日は、あるセミナーに出席する予定がだったのですが、今日のように、朝起きた瞬間から頭痛がして、それも、結構強い痛みだったので、出かけようか出かけるのをやめようか、湯船に浸かりながら、考えていました。
「こんなに頭が痛くて、1日セミナーに参加できるかな」
「これ以上痛くなったら、無理だな」
「いや、今でも十分痛いんですけど」
「いや、これくらいで休むなんておかしいのでは」
頭がガンガンする中、そんな思考がぐるぐる回ります。
最後は
「なんで、いつも邪魔するのよ!!」
と、言うことを聞いてくれない身体にいつも怒っていました。
お風呂から出た後、浴槽を素手で洗っていたんです。
その時
「浴槽を洗っている手に意識を向けているとき
私は、痛みを感じていない」
と気づいたんです。
頭の痛みが強い時
「痛み=わたし」
となっていて、痛みに自分が乗っ取られたように感じていたのですが
違ったんです。
「痛みもあるけど、そうでない瞬間もある
痛みもあるけど、大丈夫な部分もある」
ということに気づいたんです。
「痛み=わたし」と思い込んでいた私にとっては、痛みがあるけど、そうでない瞬間もある、大丈夫な部分もあるということに気づけたことは、大袈裟に聞こえるかもしれないですが、助かる見込みがある、自分でどうにかできるかもしれない、一筋の光が差し込んだように感じたのです。
これは、身体の痛みだけでなく、心の痛みも同じです。
心に何かしら「痛み」があると、そっちに意識が向かってしまいがちです。
その「痛み」が大きければ大きいほど、それは、吸引力が強いので、「痛み」だけに全集中してしまいます。
「痛み=わたし」となってしまいやすいのです。
でも
「痛み=わたし」ではなく
私には「痛み」もあるけど、そうでない部分もある
痛みは私の一部である
ということに身体ごと理解できたら、大丈夫な自分へベクトルが向かい始めたことになります。
向かう方向がはっきり分かれば、あとはそっちに集中して向かっていけばいいだけだからです。
そうすると、「痛み」をどうにかしようとしなくても、だんだん「痛み」が気にならなくなっていきます。
このことに気づくまでには時間がかかるかもしれませんが、気づいてしまったら、あとは早いですよ。
うつからなかなか抜け出せないときは、自分の中で「うつ=私」となっているのかもしれません。
「私=うつ」ではなく
うつの部分もあるけど、そうでない部分もある。
うつは私の一部分でしかない
このことに気づけたら、うつから抜け出すのも早いです。
今はそんな風にはとても思えないと思っていても、大丈夫ですよ。
身体に意識を向けること、ただ気づくこと、心と身体が心地いいことを続けていたら
ヘレンケラーの「water!」があなたにも、必ず、やってきます。
ではまた、お会いしましょう。