自分らしく楽にいるには②〜私たちが体験しているもの・感情に気づく

自分を知る、理解する、自分とつながってくると
自然と自分らしさが顔を出し、楽にいられる時間が増えていきます。

自分を知る、理解する、自分とつながるということは
自分が何を考えていて(思考・思い)
どんな気持ちになっているのか(感情)
身体はどんな風に感じているのか(身体の感覚)に
自らが気づくことだという考えを今の私は選択しています。

どうして、思考(思い)・感情・体の感覚に気づくことが
自分を知る、理解する、自分とつながることになるかというと
私たちはいつも、思いと感情、身体の感覚をセットで体験しているからです。

例えば、
夏休みに南の島へ旅行に行く
南の島でなくても自分が行きたところへ旅行に行くと、思い浮かべてみてください。

・・・

思い浮かべてみると、自分の目の前に行きたいところのシーンがイメージ映像として浮かんできませんか。
そして、嬉しい気持ちになって、胸のあたりからワクワクが次々湧いてくる感じとか、体が軽くなる感じがしませんか。

こんな風に、私たちは、イメージとともに、思いと気持ち(感情)とそれを感じる体(感覚)をセットで体験しています。

では、
これから苦手な取引先の方へ会いに行く

取引先でなくても、苦手な親戚に会いに行くとか
自分が苦手だなと思っている人に会いに行くと、思い浮かべてみてください。

・・・

そうすると、苦手な相手の顔が浮かんできたり、その方とやりとりしているシーンが浮かんできませんか。
そのとき、どんな気持ちになって、体のどこかで感じるところはありますか。
少し時間を取って、自分の心(気持ち・感情)と体(感覚)に意識を向けてみてください。

・・・

何か出てきましたか?

憂鬱な感じ?不安な感じ?怖い感じ?
体は緊張している?

わからなくても全然大丈夫です。
私も、はじめは何を感じているか、どう感じているか、自分のことなのに、さっぱりわかりませんでした。

そもそも感情や身体の感覚に 意識を向けるということを普段の生活でしていないので、慣れていないことがとっても多いです。
また、ポジティプな感情は持っていてもいいもの、表現してもいいもので、ネガティブな感情は持っていてはいけないもの、表に出してはいけないものといった思いがあって、ネガティブな感情を持つことを禁止していたり、出さないようにしていることも多いと思います。
そして、ネガティブな感情を感じることは怖いことという思いがあって、意識を向けられないということもあります。

でも、私たちはイメージとともに、思いと気持ち(感情)とそれを感じる体(感覚)を同時に体験しているのが自然な動きです。

ネガティブな感情だけを感じないようにする(体験しないようにする)というのは不自然な動きとなり、流れが留まっているようで、苦しく感じさせます。

ネガティブな感情に意識を向けて、気づくことができると、本来の自然な動きになり、状況は変わっていなくても、ふっとゆるんだり、流れていくような動きが感じられて、軽やかさが出てきます。
動きを感じられると、自分の中に余地、スペースができて、別の思いや考え、対応策などが 自然と浮かんできたりします。

思いとともに、自分の中で感じている感情に気づくことが、
自分を知る、理解する、自分とつながることであり
自分らしく楽にいられるようになっていく方法のひとつだと感じています。