最強のトラウマ療法とは?〜ペットでアニマルセラピー

こんにちは。

もう二度とうつにはなりたくない方をサポートしている
カウンセリング・セラピー・セルフケアの日和風
身体心理セラピストの佐藤海糸です。

 

なぜか、ネコがやってきた

 

我が家には、今年12歳になる猫がいます

途中、離れて暮らしていたこともあるのですが
ここ数年は一緒に暮らしています

職場の先輩のところで生まれた3匹のうちの1匹を譲り受け
生後2ヶ月弱で、我が家にやってきました。

体重はやっと1キロくらいで、胴体を持って持ち上げると
私の手で潰れてしまいそうなくらい、柔らかくて、小さな存在だったのを
感覚として今でもよく覚えています

子どもの頃、犬を飼っていたことはあったのですが、猫は初めて
猫の生態も、この猫の性格もわからないし

子猫の頃はイダズラがすごくて、対策をしても
数日後には克服して、猫がその上をいく
また対策を考える、の繰り返し

今思えば、なんとも愛おしい尊い日々でしたが
当時は必死でした

そして、ちょいちょい病気になったり、アレルギー発症したり
その度に、一喜一憂したり、大騒ぎしながら、なんとか一緒に生き延びてきました

元々、ネコに対してあまり興味がなく
どちらかというと苦手、あまり好きではなかったのですが
なぜか、飼うことを決め
今となっては、超猫好きへと変わってしまいました

病気になったり、人間よりも寿命が短いなど
悲しいことや辛いこともありますが

猫が人間に与えるいい影響について、超個人的な体験ではありますが、まとめてみました
ご興味あるようでしたら、読んで下さったら嬉しいです

 

五感を通して、心地よさを与えてくれる存在

 

私たちは、五感を通して、心地よさだったり、気持ちよさ、逆に不快感などを感じています

 

猫は、味覚以外の五感を通して、心地よさを与えてくれる存在
そう聞くと、どんなことが思い浮かびますか

 

まず、猫のフォルムはなんとも美しいです

そのくせ、変な姿勢、変な顔したり、変な行動したり
無表情に見えるかもしれませんが、表情も見て取れて
見ていて、飽きません

声をかけると、返事をしてくれたり
甘えてゴロゴロ鳴らしたり
いつもは忍足なのに、存在をアピールしたい時は
トントントントンと音を立てて歩いていたり

頭や体を撫でた時の毛並みがツルツルで、ふわふわ柔らかい肌触り
手を握った時の小さくて儚い感じ

じんわりとくる温かさ、ぬくもり

猫から漂ってくるほんのり甘いいい香り
肉球の匂いが好きという方もいますね

 

猫は、味覚以外の五感、視覚、聴覚、触覚、臭覚を通して、心地よさを感じさせてくれる存在なのです

 

ネガティブな感情を抱きにくい

 

猫は心地よさを与えてくれるだけはありません

 

一緒に暮らしている家族やパートナー、友人に対して

「なんで、頼んでおいたのに、掃除しておいてくれなかったのよっ」
「こっちは疲れてるんだから、もっと気を使って欲しいっ」

こんな風にイライラしたり、悲しくなったりしたことはありませんか

 

しかし、猫の場合

ご飯の支度もできないし
トイレ掃除もできないし(むしろ散らかす)
お金を稼いできてくれるわけでもないし

そういうことはできないものだから
と、猫に対して、必要以上に期待していないですよね

いい意味で諦めている

 

つまり、猫に対して、ネガティブな感情を抱きにくいので
一緒にいても穏やかに過ごすことができます

 

一緒にいて安全な存在

 

そんな猫に対して、時々不快な気分になる時があります

 

それは

要求がなかなか通らない時や、嫌なことをされたと感じた時に、噛み付いてくるからです
甘噛みでなくて、本気噛みなので、結構痛くて、超不快

でも、噛み付くまでの猫の様子を振り返ってみると
いきなり噛み付くわけではないのです

そうなる前にも色々サインを送っているのに
こちらが無視しているから、最終手段として、噛み付くことになってしまったというだけです

 

ネコが悪いわけではないのです

 

例えば、夕飯の時間が過ぎたのに、パソコンに夢中でご飯を出さない時

初めは、「ご飯の時間ですよ」と肩をトントンと叩いてきたり
ノートパソコンの後ろに座って、ガン見し続けたり
しているわけなのです

それでも私が無視していると、最後、キーボードを叩いている手を噛んでくる

 

また

朝、なかなか起きてこないとき

初めは、テーブルに置いてある小物を落として、「朝ですよー」と音を出す
ベッドに乗ったり降りたりして「お腹空きました」と言ってくる

それでも起きないと、頭を噛んでくる

 

それから

ブラッシングをしているときに、自分がしてほしくない場所になると
噛みつこうとします

 

あくまでも、自分の要求を伝えるためであったり、不快なことを知らせているだけなのです

お腹空きました、ご飯早く出して~
トイレ済ませました、早く綺麗にして
膝枕で寝たいので、座ってください

 

自分がこうしたい、こうして欲しいって欲求が出てくると、見える形で意思表示する
欲求が満たされれば、終わり

 

いつまでもブチブチ文句言い続けたりしません

 

シンプルですよね

 

意思表示しないのに、言わなてくもわかるはずでしょっと怒られることもありませんし
仕事がうまくいかないイライラを、八つ当たりしてくるようなこともありませんし
こっちからすると理由がわからないまま、いきなり叩かれるようなこともありません

 

ましては、こちらに悪意を持って私たちの領域に侵入してくるようなことなんて、ありません

 

過去に人から傷つけられた経験があって
人といると緊張して疲れてしまう、人と関わることが怖いと感じている方にとっては
動物は一緒にいて安全な存在だと、より感じられるのではないかと感じます

 

猫も私もありのままでOKと思える

 

我が家の猫は、耳が小さい
そして、子どもの仮の名前はごまちゃん。鼻の周りにゴマのような黒い点々模様があるから
あとは、しっぽがかなり長いとか、お腹がびろーんと垂れ下がっているとか色々ありますが

猫は、自分の容姿について、全く気に求めていません(たぶん)

 

そして、人に対しても

最近、シワが増えたね
顔たるんできたね
髪の毛ボサボサだよ
ちょっと太ってきたんじゃないの?

なんて、外見で何か評価したりしている様子も見当たりません(たぶん)

中には、女性が好きとか美人が好きとか好みのあるヤツもいるらしいですが・・・

 

どんな姿でも、変わらず接してくれています

 

容姿はもちろん、どんな職業なのか、今無職だとか、収入は?
頭がいいのか、手先が器用なのか、友達は多いのか
結婚しているのか、子どもがいるのか
そんなの関係なく、変わりなく接してくれています

 

猫に接しているとき、人間も自分自身の容姿や職業などなど、全く気にしてません
周りの評価など気にせず過ごしている自分に気づくことができます

 

生活リズムがガラリと変わった

 

当時、うつ症状もかなり改善し、日常生活もだいぶ送れるようになってきていたのですが
過眠がなかなか抜けなくて、朝起きられなくて困っていました

我が家のネコは超早起きで、5時くらいから、ご飯ご飯と大騒ぎ
半ば強制的に起こされるようになり、いつの間にか、早寝早起きの生活リズムが定着してしまいました

今朝も5時過ぎから起き出して、まずは猫のご飯の準備から取り掛かります

 

「早起きしたくても、起きられない」

 

これは

「やりたくても、できない、続かない」
「やめたくても、やめられない」

このような、頭と心、身体の不一致な状態です

皆さんにもありませんか

 

そのような時は

身体の土台を整えていったり
心理セラピーでどうしてそうなっているのかを丁寧に見ていくことで
そういう状態でいることが、今はもう必要ないことがわかってきます

それでも、あまりにも長く続けてきたようなことは
本当はもう必要ないのに、なんとなく惰性で続けてしまうようなこともあります

 

そんな時は、変えられるような環境に整えるなど、あと一押し加えてみると
そのから抜け出せることもあります

 

私の場合は、たまたまだったのですが

自分の状態が安定してきたのに

「やりたいことができない」
「やめたいのにやめられない」

そんなときは

半ば強制的にそれが達成できる状況や環境を作ってみるということをしてみるのも一つです

 

猫から得られる感覚を取り入れる

 

動物と一緒に過ごすことで、得られることがたくさんあるということを
心理学やセラピーを学ぶ中で、改めて感じています

 

猫を飼うことを勧めている記事のようになってしまっていますが
そうではありません

猫だけでなくペットを飼うということは、最期まで面倒をみていくことになりますので
気持ちはあっても、さまざまな事情から難しい場合もあるでしょう

そもそも、動物が苦手な方もいるでしょうし

 

猫や他の動物と暮らすという行為そのものでなくても
今までみてきた、猫と一緒に過ごすことで得られた感覚を
別の方法で取り入れてみることもできます

 

◎自分にとって、心地よさを感じれるものを日々の生活の中で取り入れてみる

◎安心安全を感じられるような環境に身を置いてみる

◎ありのままでいられる時間を増やしてみる

 

動物に触れられるようなところへ足を運んでみる
動物の動画を見る

動物ではないけれど、植物を育ててみる
自然に触れられるようなところへ足を運んでみる

動物とは関係なくても

綺麗な景色を眺める、お笑いを見る
好きな音楽を聴く
好みの素材の毛布に包まれてみる

 

自分にとって安心安全を感じられる時ってどんな時か
どんな時にありのままでいられるのか
ゆっくり思い返してみるのも、それだけでもいいですね

 

小さなこと、些細なことでいいので
心地よさ、楽しさ、喜びをたくさん感じていきましょう

だんだん生きづらさが楽になっていきますよ

 

ではまた