自己肯定感を高めたいなら、高めようとするのをやめましょう

こんにちは。

身体の根幹が育って
心丈夫な人がふえていく
アンカーセラピーの佐藤海糸です。

今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

今日は自己肯定感について、書いてみようと思います。

 

「自分はダメだ」

「自信がない」

「自分のことを好きになれない」

 

そんな風に、自分のことをとらえている人には、

 

「自己肯定感を高めればいいんです~」

 

と、自己肯定感を高めるためのノウハウって巷にたくさんありますよね。

 

例えば、『自分を褒める』

 

自分で自分を褒めてあげるんです。

人と比較せず、小さなことでもいいから、自分ができたことに対して、褒めてあげるんです。

 

・・・できますか?

 

できる方は、これ以上読まなくても大丈夫です。

 

私はできませんでした。

だって、自分はダメだと思ってて、自分のことがきらいなのに、褒められますか?

できませんよね。

 

練習すれば、だんだん慣れてきて、できるようになると言われても、自分で自分を褒めることがほっんとうに気持ちが悪くて、できませんでした。

 

で、自分で自分を褒めることもできないダメな自分と落ち込んで、『自分は本当にダメだ』という思いをさらに強化してしまうという悪循環にはまってしまうのでした。

 

本来、『自分で自分を褒める』という行為は、自分で自分を認めてあげることですから、やれることなら、やっていった方がいいに決まっています。

 

でも、難しいんですよ。

 

自分はダメだ、自信がない、自分のことが好きになれない・・・と思い続けてきた人にとっては、とても難しいことなんです。

 

そんな簡単にできることではありません。

 

では、どうしたらいいんでしょうか?

 

自己肯定感を高めたいなら、自己肯定感を高めることに力を注ぐことはやめましょう。

自己肯定感が低いのか、高まったのかに意識を向けることは、一旦わきに置いておきましょう。

 

そして、別のことに力を注ぎましょう。

 

せっかく力を注ぐなら、自分が好きなこと、心地いいと感じることをするのがオススメです。

そして、自分が好きなこと、心地いいことをしているときに、どんな気持ちなのか、どんな感じを感じているのかに意識を向けてみるんです。

 

例えば

好きなたべものを食べる、もしくは食べていた時のことを思い出してみる。

好きな音楽を聴く。

温泉に入る。もしくは温泉に行った時のことを思い出してみる。

肌触りのいいタオルケットに包まれてみる。

空を見る。海、山を見る。

風に吹かれる。

などなど

 

そんなとき、どんな気持ちか、その時、身体の感じ、姿勢はどんな感じでいるのか、意識してみるんです。

 

いい感じを感じられたら、その感覚にちょこっととどまってみるんです。

 

このちょこっととどまってみるというのが、ポイントです。

数秒、1秒でもいいんです。

 

いい感じにとどまることが、自己肯定感を感じられるようになる身体の根幹が育っていくからです。

身体の根幹が育ってくると、あえて、自己肯定感を高めようとしなくても、自然と自己肯定感を感じられるようになってきます。

 

ここで、ひとつ、気をつけていただきたいことがあります。

 

よく、どんな小さなことでもいいから、できた自分を褒めるということをしてみましょう~と言われたりしますが、できたことに意識するということが、逆効果になる場合があります。

 

それは、できなかったときは、ダメとなってしまうことがあるからです。

『自分はダメだ』と思っている人にとっては、できたことを褒めるということは、できたら◎だけれど、できなかったら✖️ととらえてしまいがちだからです。

 

できたことを褒めるのではなく、できたときに感じた「できた!」「やれた!」という達成感や力がある感じをとらえて、その感じにちょっとだけとどまってみるということをしてみるんです。

 

この、好きなこと、心地いいことをやってみて、いい感じにちょこっととどまってみるのは

楽しみながら、やってみていただく方がいいので、必死にやらなくても大丈夫です。

1日1回だけとか、思い出したときとか、気が向いたときに、試しにやってみてください。

 

初めは、いい感じをとらえられないかもしれません。

それも自然なことです。

今までやっていないことはすぐにうまくはできないものです。

人には、恒常性(ホメオスタシス)という働きから変化を嫌うものなので、新しいことを身につけるには時間がかかります。

 

すぐにいい感じをとらえられなくても、大丈夫。

好きなこと、心地いいことをしているだけで心だけでなく、身体もよろこんでいます。

 

そして、どんな風に感じているのか、身体へ意識を向けはじめただけでも

 

「やっとこっちを見てくれた!」

 

と身体はとてもうれしくなっているからです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

ではまたお会いできたらうれしいです。