怖くないカウンセリング〜ソマティック&パーツ心理学

こんにちは

心に優しい身体カウンセリング日和風
佐藤海糸です。

 

今日もお越しくださってありがとうございます。

 

今日は私の胃のお話をさせていただきます。

 

1.胃が痛い

 

一昨日の夜、胃のあたりが痛いな、なんか胃腸が動いていない感じがあったのですが、寝たらよくなるだろうとそのまま寝てしまいました。

翌朝、筋肉痛や関節痛、そんなんで体がだるくて、起きられない。胃も痛くて気持ち悪くて何も食べられない。そんな状態でした。

諦めて、1日ひたすら寝ていました。

次の日は、筋肉痛、関節痛、倦怠感はかなりよくなっていました。

ここのところ、睡眠不足だったので、身体が悲鳴をあげたんでしょう。

胃腸の方は少しずつ動き出してきたのですが、胃が痛いのは続いています。

 

2.胃に意識を向けてみる

 

身体自体はかなり楽になってきていたので、胃のあたりに意識を向けてみるということをしてみました。

すると、みぞおちのあたりがきゅっと縮こまっている感じがありました。

胃がぎゅっと縮こまって、硬くなっている感じ。

そう、きゅっと緊張していたんです。

 

「どうして緊張しているんだろう・・・」

と聞いてみると

 

「これからどうなるんだろう・・・」

「不安で不安で押しつぶされそう」

 

そうなんです。

今、私は自分の抱えているテーマのひとつに取り組もうとしていて、決断はしたのだけれど

「これからどうなるんだろう」
「うまくできるのだろうか」

と不安で仕方がなかったんです。

 

でも、この不安を感じてしまったら、動けなくなってしまう。

だから、不安を感じないようにきゅっと胃を硬くして、不安を閉じ込めていたんです。

思い返してみると、みぞおちあたりがきゅっと緊張している感じをちょいちょい感じていたのだけれど放っておいたんです。

 

こんな風に緊張していること、どうして緊張していたのかがわかったら、深呼吸したくなったんです。

で、大きく息を吸って、息を吐こうとしたら、みぞおちあたりがクッと、止まったんです。

 

3.緩めることが怖い

 

息を吸うのは交感神経が優位になり、息を吐くのは副交感神経が優位に働くと言われています。

副交感神経優位になるのを、止めたんです。

つまり、ゆるめること、リラックスすることを止めたんです。

 

どうしてクッと止まったんだろう・・・とクッとなった感じに意識を向けてみると

 

「ゆるめることが怖い」

 

と感じていることに気がつきました。

 

ゆるめたいのに、ゆるめることが怖いと感じていることに気づきました。

 

「さて、どうしよう」

「どうしたらいい?」

と胃に聞いてみました。

 

すると

 

「少しずつならいいかも」

 

と言ってきました。

 

今度は、息を吸ったあと、恐る恐る、ゆーっくり息を吐いてみました。

そうすると、みぞおちのあたりが

 

きゅっ

ふう

きゅっ

ふう

きゅっ

ふう

 

と緊張と緩めるを繰り返しながら、ギクシャクしながらも少しずつ動き出しました。

 

何回か繰り返しているうちに、ギクシャク感はなくなっていきました。

まだ胃のあたりに違和感の存在はありますが、だいぶ楽に呼吸できるようになってきました。

病院にも行けて、お薬ももらってきました。

だんだんよくなるでしょう。

 

4.アクセルとブレーキを踏んでいる

 

ゆるめた方がいいのに、ゆるめることが怖くてできない。

 

こういうことって、よくあります。

 

例えば

 

本当はもっと自由に動きたいと思っているのに、身体が動かない。

心置きなく休みたいのに、休めない。

 

この矛盾した感じ

 

アクセル踏みながら、ブレーキをかけているような感じ。

 

こういうことって、私たちの中でよく起こっています。

 

自由に動くことや休むことを望んでいるのに

それができないのには、何か理由があります。

 

私の胃のように

胃の声を聞いたり、胃に確認をしながら、ひとつひとつていねいにすすめていくと、そんなに怖くないんです。

 

むしろ、色々わかってくると

 

聞いてくれた方(胃)はやっと聞いてくれた!わかってくれた!とうれしくなります。

聞いた方(私)も、そういうことだったのかと理解できると優しい気持ちになります。

 

そして、お互いが分かり合えたと感じられたとき、ぴーんとつながった感じがあります。

 

そして、これからは一緒に問題に立ち向かう仲間となるんです。

そう思うと、力がわいてくるのを感じられるのです。

 

今回は身体の痛みでしたが、どんなお悩みや問題も同じです。

ひとつひとつていねいに確認しながら、すすめていけば、自分の内側をみていくことというのはそんなに怖くないんです。

むしろ、かけがえのない体験となります。

 

ただ、自分の内側との対話には、準備が必要だったりします。

実は、昨日も胃の声を聞いてみようとしたのですが、うまくできませんでした。

それは、身体で全体の調子が悪すぎたからです。

身体の調子が戻ってきた今日だから聞けたのだと思います。

自分の内側との対話には、身体の土台を整える準備も必要です。

身体の土台を整えながら、自分の内側と対話すること・確認しながらすすめていくことは、時間はかかるかもしれませんが、結果として、安全に、無理なくすすめていくことができるのです。

 

そんなことを大切にしながら、セッションをすすめています。

怖くないカウンセリング・セラピーを受けてみたいと思われているようでしたら

ぜひ、ご一緒させていただけましたら、うれしいです。

 

今日も最後までお読みくださってありがとうございました。

またお会いできたらうれしいです。

では、暖かくしてお過ごしください。