うつ・不安のある方の不眠には重い布団がいいらしい

こんにちは

うつ・不安があっても大丈夫
心と身体に優しいカウンセリングで
誰もが心丈夫な人になる
日和風の佐藤海糸です。

 

今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

前回、寝ている時間というのは、意識がないので、どうにかしようにないと言いましたが、寝ているときの寝巻きや布団、部屋の環境などなら、意識のあるうちに整えておくこともできることを忘れていましたので、今日はそのことについて書いてみようと思います。

最後に、ある研究結果の実証実験の結果もお伝えします。笑

ちなみに前回の記事はこちら

 

私たちは普段、情報の8割から9割を視覚から得ていると言われています。

寝るときというのは、目をつむるので、視覚から情報を得ることはほとんどありません。

そうなると、寝ている時間帯は、視覚以外の感覚器官からの情報がいつも以上に敏感になってきます。

いつもなら気にならないようなことが気になってくるかもしれません。

 

視覚以外の感覚器官を意識して、寝るときの環境を整えることも意外と大切になってきます。

 

ひとつずつ、みてみましょう。

 

まずは、聴覚、音ですね。

 

眠りにつくときは

静かな方がいい

静かだと眠れない

テレビや人の話し声があった方が安心する

好きな音楽がかかっている方がいい

など

睡眠中は音がしていると途中で目が覚めてしまう可能性があるので、音楽やテレビなどはタイマーなど時間で切れるようにできたりするといいかもしれないです。

タイマーといえば、視覚はほとんど情報は入ってきませんが、目をつむっていても光は感じるので、寝ている間の明かりについてもタイマーで切れるようにするなど、工夫してみてもいいかもしれません。

 

次は、臭覚、香りですね。

香りというと、アロマやポプリが浮かびます。

 

好きなアロマを焚く

ポプリを枕の下に忍ばせる

など

 

私は、アロマやハーブの香りが好きで、生活に取り入れていますが

寝るときは、アロマを焚いたりしません。

香りが気になって眠れないからです。

無臭がいいんです。

 

味覚は、寝ている間は、お休みですね。笑

 

最後は、触覚を含めた体性感覚

体性感覚というのは、温かい、冷たい、痛い、触れる感覚、圧を感じる感覚などです。

 

この体性感覚を意識して

寝室の室温

枕やマットレスの高さや硬さ

寝具や寝巻き

など、ご自身にとって心地いい状態に整えていくといいです。

 

特に、寝具や寝巻きの身にまとうものはどんなものにされていますか?

 

寝具や寝巻きは寝ている間、ずっと自分を包んでくれているものです。

寝具や寝巻きの素材について、こだわってみてもいいかもしれません。

自分にとって肌触りのいいもの、心地いいものにしてみるだけでも、寝つきがよくなるかもしれません。

 

そして、掛け布団については、一昨年こんな研究が発表されました。

スウェーデンのカロリンスカ医科大学附属病院の研究グループが、重度のうつや双極性障害、全般性不安障害、注意欠如・多動症のある方の不眠に対して、重いチェーン入りブランケットが効果的で安全であり、また日中の症状や活動レベルも改善するということを発表しました。

この研究をもとにした、重い布団も商品化されて販売もされているようです。

ちなみに、研究で使われた重さは、8kgまたは6kg

 

私は、それ専用の布団は買ってはいないのですが

試しに、いつも使っている羽毛布団の上に、重めの綿毛布を重ねてみたんですね。

それをかけてみると、程よい重さが自分の身体にかかるのが、なんだか安心する感じ。

そして、よく眠れたんです。

毎晩ぐっすりとはいかないですけれど、眠りが深くなったような気がします。

 

うちのお手製重ね布団は一体何キロなのか気になったので計ってみましたところ

 

今までの布団だけだと 4キロちょっと

綿毛布を重ねたら   6キロちょっと

 

でした。

綿毛布って重いんですね。

実験に使われたものよりは軽いのかと思ってましたが、同じくらいということですね。

私調べでは、重い布団は割と、深く眠れるという結果でした。笑

しかし、これは冬限定の方法になりますね。

 

眠れない状態というのは自律神経系的には活性化している状態、身体が緊張している状態です。

重い布団で物理的に身体をおさえることで、自律神経系の活性化を鎮める作用が働くのではないかと思います。

海外ではADHDの子どもが落ち着かないとき、重りの入ったベストを着せて、落ち着かせたり、トラウマセラピーのセッション中にセラピストがクライアントさんの足を踏んで、今ここにとどめておくこともあると聞いたことがあります。

どれも物理的に、身体から、落ち着かせようとしているんですね。

自律神経系のしくみからしても、重い布団というのは理にかなっているんだと思います。

 

ただ、重い布団は拘束感、不自由さを感じてしまって、心地悪く感じることもあるかもしれません。以前の私はそうでした。

いつもお伝えしているように、人それぞれ、合うものが違うし、同じ人でもタイミングがあるので、あれこれ試せることは、とりあえず試してみるか〜くらいの感じで取り組まれたらいいのかなと思います。

 

生活習慣や食習慣を整えるといいとはよく言われますが、それができたら、苦労しないですね。

でも、寝る環境のような物理的なものなら、取り入れやすいものもあるのではないかと思います。何か、参考になれば幸いです。

 

睡眠については、まだまだお伝えしたいことがあるので、それは、また次の機会に

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

またお会いできたらうれしいです。

では、心と身体を温かくしてお過ごしください。