脳の中は勘違いだらけ?〜ボディマッピングとは

こんにちは

女性のためのオンラインカウンセリング日和風
佐藤海糸です。

 

今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

先週末は、月に一度のトラウマセラピーの総合トレーニングの日でした。

今週末は、身体に焦点をあてた内容でした。

 

バウンダリー(境界線)だったり

コリや痛みを軽くする方法や

ボディマッピングについて

 

などなど、今回も盛りだくさんの内容でした。

 

今日は、ボディマッピングについて、一部となりますが、ご紹介します。

 

1.ボディマッピングとは

 

ボディマッピングとは、私たちは脳の中にからだの地図を持っていて、その地図=ボディマップに沿って、身体を動かしているという考え方のものです。

 

このボディマップが、自分自身の実際の身体の構造と一致していればいいのですが

一致していない、つまり脳の中にあるボディマップが勘違いしていると、身体に負担がかかります。

1回だけの動作ならいいかもしれませんが、繰り返し、その勘違いしたボディマップで動き続けると、身体に痛みなどの不具合が出てきます。

 

例えば

 

ドアノブを回す

 

という動作をするとき、身体のどこを、どう動かすと思っていますか?

 

手首を回す

と、私は思っていました。

 

が、手首だけ回らないんです 笑

肘が回転しているんです。

 

身体の本来の構造と反したことを私の脳は記憶していたんですね。

 

さらに、手首を回すと思っていると、手首に意識が向かいます。

意識を向けると、意識を向けた部分はどうしても力が入ってしまいます。

本来なら、肘を回せばいいのに、手首を回そうとして、手首に力を入れてしまいます。

 

これを続けていくと、手首が痛くなってしまったり、腱鞘炎のようになったり

不具合が起こってしまうのです。

 

 

2.肺の大きさは?

 

では次に、内臓のひとつ

 

肺というのは、どのくらいの大きさかご存知ですか?

 

息を吸うと、上は鎖骨の辺りまで

下は肋骨の下まで広がります。

 

体の前側だけが広がるのではなく、体の横側も外側に広がりますし

後ろ側、背中も膨らみます。

 

ものすごい、大きくなるんですよ。

 

このことを教えてもらって、肺の本来のサイズを意識しながら、実際に呼吸をしてみた時、私は、涙が出てしまったんです。

私は、呼吸が浅くて、深呼吸がうまくできなくて、深呼吸をしたり、呼吸に意識を向けることが苦手でした。

 

ところが、肺の本来の大きさを知って、その大きさを意識しながら、息を吸ってみると、ぐんぐん空気が肺に入っていくんです。

 

ぐんぐん、です。笑

 

私もこんなに深く呼吸する身体を持っていたんだと体感し、泣けてきてしまったんです。

 

呼吸が浅い、呼吸がゆっくりな理由は、他にもあるのですが

 

肺の本来の構造を知り、それを意識するだけでも、深く呼吸をすることができるようになりました。

 

また、肺の本来の構造を意識することができたことで、もっと胸を開いてもいいことがわかり、胸を開いて立った方が楽なことにも気がつきました。

 

以前よりも姿勢がよくなった気がします。

 

 

3.身体の実際の構造を知る

 

まずは、正しい身体の構造を知ること

 

その構造を知って、その構造に沿って、動くって、とっても大事なんですね。

身体や心に不調がある方はもちろん、そうでない人も、身体本来の構造に沿って、動いていくことで、無駄な力を使わなくてすみます。

そうすると、不調が改善するだけでなく、余った力を、例えば自分のやりたいことや好きなことへ注ぐこともできますよね。

ボディマップを知ることは、より幸せになれるひとつのツールだと思います。

 

 

4.他にもある、脳が勘違いしていること

 

私たちは、身体の地図だけでなく、勘違いして捉えていることがたくさん、脳の中にあります。

 

例えば

 

わたしは、生きる価値のない人間だ

わたしは、虐げられる存在だ

わたしは、無力だ(力がない)

わたしは、愛されない

などなど

 

また

 

誰よりも人の役に立たなければならない

絶対に人を傷つけるようなことはしない

怒ってはいけない

などなど

 

その捉え方が今の自分をしんどくさせるものだとしたら、それは、勘違いしているサインなんです。

 

しんどくさせているなら、その捉え方を変えてしまえばいいのですが、あまりにも慣れ親しんだ捉え方というのは、自分にとって、当たり前すぎて、勘違いだと気づきにくいものなのです。

 

そして、その捉え方は勘違いだと気づいても、自動的にその思いや捉え方が湧いてきます。

 

気づいても、よくならないじゃん

 

と思われるかもしれませんが、気づいて、距離をとることを続けていくと、勘違いしていた捉え方はだんだんパワーダウンしていきます。そのうち、湧いて来なくなります。

 

ボディマップと同じですね。

ちょっと時間はかかるかもしれないけれど、まずは知ることができれば、いくつになってからでも、変えていくことができるのです。

 

カウンセリングや心理セラピーは、さまざまな勘違いや誤解を一緒に解いていく時間でもあるんですよね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

またお会いできたら嬉しいです。

 

では、心と身体を温かくお過ごしください。